珪藻土や漆喰の壁・無垢の杉やヒノキのフローリング。自然素材リフォーム『小池工務店』(杉並区高円寺)
当社で使用する、珪藻土は、アトピッコハウスの「はいから小町」です。
特に、はいから小町には調湿性能(湿度を調整する機能)があります。
この機能を動かすために、工事の時には大量の水を使います。
ただし、色ムラ等を防ぐために、エアコンや扇風機をかけながら、 最低12時間以上窓を開けておく必要があります。
珪藻土が乾燥したら、最大の長所になるのですが、その分工事の時には
その水が下地のアクを吸い上げ、折角綺麗に仕上げても、 あとからアクが浮いてきて塗り直しといった悲惨なことになるのです。
それを防ぐ商品が「下塗り革命」です。 下塗り革命は左官屋さんが、コテで厚さ1mm、壁や天井の汚れ、ボード補修部分にアクを止めるために下塗り革命を塗ります。
また、合板、コンクリート、モルタル、旧塗り壁、ビニールクロスを剥がした面、布クロス、紙クロス全面に下塗り革命をコテで塗ります。
その次にアトピッコハウスのハッピイシーラーです。(ローラーで塗ります) ハッピイシーラーの特徴は吸水調整のためです。
吸水性能と乾燥時間を一定にすることで、ムラなく綺麗な仕上がりになります。 そのためにハッピイシーラーをたっぷりと塗布していただく必要があります。
当社が使用している珪藻土のはいから小町について説明したいと思います。
珪藻土とは、植物性プランクトンの化石です。 その最大の長所は、調湿性能があるということです。
珪藻土には無数の小さな穴(細孔)が開いていて、それが調湿性能の秘密なのです。
しかし、珪藻土が調湿性能を発揮するためには、いくつかの条件が揃わないとなりません。
その条件とは、珪藻土の種類と、含有量、そして、固め方です。
珪藻土は、湖や海の底に堆積した植物性プランクトン(珪藻)が地層になったものなので、大量の不純物を含んでいます。つまり、掘り出した生のままの珪藻土は目詰まりした状態なのです。
はいから小町に使っている珪藻土は、ビールの濾過材など食品加工用に焼成した安全性の高い最高等級のものです。使用量は体積比で40%以上です。フワフワと軽い珪藻土の含有量は、実は、重さではなく、体積で表現することが正しいといえます。
また、珪藻土と似たもので珪藻頁岩(てつがん)というものがあります。 珪藻土と珪藻頁岩は、そもそも違う種類のものです。 その珪藻頁岩は、珪藻土よりも重いという特徴があります。 含有量を表す場合も重量(重さ)で表すことが多いので、体積(カサ)で表現している、はいから小町とは、単純に「数字だけ」では比較できないのです。
珪藻土の性能を発揮させるために最も大切なのは、珪藻土の固め方です。
接着剤や粘土などで固めてしまうと珪藻土の大切な穴が潰れ、調湿性能を発揮できなくなるのです。
はいから小町の凝固材(固める成分)は「にがり」と「マグネシア」いずれも食品由来の成分です。
特許製法の固め方によって、珪藻土の穴を潰すことなく、塗り壁にすることに成功しています。
そのため業界トップクラスの調湿性能を発揮することができるのです。
珪藻土の調湿性能の凄さをアピールする為に、珪藻土の塗り壁に水を吹きかけて、瞬時に吸水される様子を見せるデモを良く見かけますが「吸水」だけなら、スポンジでも出来ます。
実は「調湿」ではなく、「吸水」なので、いくら吸水しても調湿性能があることの証明にはなりません。
また、粘土で固めている製品や窯業系の珪藻土は「吸水デモ」を得意としています。
水を吹きかけると瞬時に「吸水」します。
しかし、はいから小町は硬く固まるので「吸水デモ」は得意ではなく、吸水スピードを比較されると負ける場合があります。
また、水蒸気の分子は、目に見えないほど小さいので、調湿性能の比較は、JIS規格で定められた方法で試験した数値の比較が適していると言えます。
はいから小町の吸放湿量(調湿性能)は、241g/㎡/24hですが、この数値は業界トップクラスなのです。
はいから小町は、漆喰のように強アルカリではないので、素手で施工しても安全です。
さらに珪藻土には消臭性能もあります。 珪藻土が得意とする臭いは、水溶性の臭いであるため、油溶性の臭いは得意としていません。
しかし、はいから小町は、ゼオライトを入れることで、油溶性の臭いも強力に吸着消臭する働きや
化学物質の吸着性能に優れています。
ゼオライトの孔(穴)は、珪藻土珪藻徹岩よりも、更に細かく、
一旦吸着したら、再放出しないので、「吸着性能」は、何十年後には、ゼロになりますが
その間化学物質を吸着し続けるので、シックハウス症候群が改善されます。
あなたの理想のかべ、天井に珪藻土を
珪藻土の色の種類は、8色です。